9月 12, 2021 17:51 Asia/Tokyo

FBI米連邦捜査局が、機密扱いを解除された9・11テロ関連の書類の第1弾を公開しました。

カタール国営衛星通信アルジャジーラによりますと、2001年9月11日に発生したこのテロ事件の犠牲者の遺族らが、この事件へのサウジアラビアの関与の隠れた側面を公開するようにと迫ったことから、バイデン米政権はやむなく、この事件関係書類の扱いの見直しを命じていました。

以前の書類において公開された、9・11テロとこの事件へのサウジの関与への機密調査(Operation Encore)に関する内容は、大きく改変され修正されている可能性があるようです。

過去の調査においては、サウジアラビアが航空機のハイジャック犯のために手はずを整えたことが判明していました。

しかし9・11テロの犠牲者の遺族らは依然として、この攻撃の主要因が何であったかに関する情報を公開するよう求めていました。

また、彼らはこうした書類・文書がこの事件へのサウジの関与を裏付けるものだと考えていますが、サウジ政府はこれを否定しています。

アメリカ議会は2016年7月、9・11テロ事件に関与したハイジャック犯19人のうち、15人がサウジアラビア国籍だったと断言しました。

9・11同時多発テロでは、アメリカの重要中枢機関を攻撃する目的で、4機の航空機がハイジャックされました。

また、このうち2機の航空機が20分足らずの間にニューヨークの世界貿易センタービルの北棟と南棟に、もう1機が米国防総省庁舎に突っ込みましたが、残りの1機は何らかの理由によりペンシルベニア州シャンクスビルに墜落しました。

この日に発生した事件により2977人が死亡したほか、2万5000人以上が負傷しています。

 

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