9月 12, 2021 18:53 Asia/Tokyo

アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの権力掌握につながった米軍の性急で惨めな逃亡劇に関し、アメリカのバイデン大統領の対応に世界的な批判がやまない中、バイデン氏は自らの決断をあらためて擁護しました。

イルナー通信によりますと、バイデン大統領はペンシルベニア州シャンクスビルで行われた追悼式典の傍らで、記者団に対し、アメリカはテロ組織・アルカイダがいる国すべてを攻撃するわけにはいかないと述べました。

その上で、「アフガニスタンを同盟国にできると思っていた我々の考えは誤りだった。しかし、米軍は2011年5月2日に、アルカイダ指導者オサマ・ビン・ラディンを殺害するという主な目的を果たした」と述べました。

9.11事件当時の大統領だったブッシュ氏は、11日土曜に開かれた犠牲者追悼式典で演説し、米国に潜む国内テロの危険性について警告しました。

アメリカでは同日、9.11同時多発テロ事件の犠牲者を追悼する行事がニューヨーク・マンハッタン、ペンシルベニア州シャンクスビル、ワシントンの国防総省の3カ所で執り行われ、事件の犠牲者の記憶に思いを馳せました。

これらの式典では、20年におよんだ戦争と占領で犠牲になったアフガニスタン人について、名前が読み上げられたり触れられたりすることは一切なく、政府高官らは自国の結束を強調するばかりでした。

バイデン大統領は米軍アフガン撤退の決断について、性急だとされて国内外から厳しい批判に圧力にさらされています。

 

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