ロシア国営企業が、フィンランドへの送電停止を発表
May 14, 2022 20:14 Asia/Tokyo
ロシア国営電力会社のインテルRAOが13日、フィンランドへの送電を14日から停止すると発表しました。
フランス通信によりますと、フィンランドがNATO北大西洋条約機構に加盟する方針を示したことにより、現在同国とロシアとの緊張は高まっています。
インテルRAOの系列会社で、北欧市場で電力を販売しているRAOノルディックは、「5月に販売された電力料金が支払われなかったため、ロシアから電力を購入する資金がなくなった」として、「5月14日から(フィンランドへの)電力輸入を停止せざるを得ない」と説明しました。
また、「こうした事態は20年以上の取引の中で初めてだ」として、状況が直ちに改善され、取引が再開されることを望むとしました。
この一方、フィンランドの送配電事業会社フィングリッドは、ロシアからの電力がなくても問題はないとの見方を示しています。
タグ