Pars Today
イランのバーゲリーキャニー外相代理は、イラン・イラク戦争中の1987年6月28日に、サッダーム政権率いるイラク軍がイラン西部サルダシュトを化学兵器で攻撃してから37年になるのにあたって、「イランに対する化学兵器攻撃の実行者や責任者に対する訴追は、時の経過とともに忘れ去られるものではない」と述べました。
イラン北西部のサルダシュトは、イラクとの国境に位置する樫の森にかこまれた小さな街ですが、そこにはヒロシマ通りと呼ばれる場所があります。この場所を、日本からの客人たちが訪れました。
イラン・イラク戦争中の1987年、イラン北部サルダシュトにイラク軍により化学兵器が投下された事件で、生存者のイラン人女性シャブナム・シェイヒーさんが、国際刑事裁判所で事件の審理が行われていると強調しました。
イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、イランと国際原子力機関(IAEA)との間での合意可否、また協力関係の継続可否についてはまだ何も決まっていないと述べました。
OPCW化学兵器禁止機関のフェルナンド・アリアス事務局長が、イラン北西部の都市・サルダシュトへ化学兵器攻撃が行われた記念日に際してのメッセージで、「国際社会は化学兵器のない世界の実現という約束を実践しなくてはならない」と強調しました。