7月 13, 2022 15:29 Asia/Tokyo

スリランカ大統領が軍用機で国外脱出し、隣国のモルディブに向かいました。

フランス通信がスリランカの入管当局の発表として報じたところによりますと、大規模な抗議デモを受け辞任を表明したスリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が13日水曜未明、軍用機で国外脱出しました。

スリランカ入管当局によりますと、大統領夫妻や警護官ら4人を乗せた輸送機は同国最大都市コロンボの国際空港を出発し、近隣国のモルディブの首都マレへ向かったということです。 

モルディブの管制塔は、モルディブ議会議長のモハメド・ナシード元大統領が介入するまで、同機の着陸を拒んでいました。

軍の高官によりますと、ラジャパクサ大統領は今月11日、最大都市コロンボのバンダラナイケ国際空港で出国審査の行列に並ぶことを拒み、少なくとも2度にわたって出国を阻まれていたとされています。

経済危機に陥ったスリランカでは何カ月も前から抗議デモが続いていました。

これを受け、ラジャパクサ大統領は今月9日に辞意を表明しており、13日に正式辞任を予定していましたが、正式辞任前に国外脱出した形となっています。

 


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