世界で2番目にモスクが多い国、インド
4月 04, 2023 20:55 Asia/Tokyo
インドには30万以上のモスクがあり、世界で2番目にモスクの多い国となっています。
IRIB通信によりますと、インドのイスラム教は、イスラム教徒の商人によって海路を通じて同国にもたらされました。
世界には現在、約400万のモスクがありますが、インドはインドネシアに次いで世界で2番目に多くのモスクを持つ国となっています。 インドの最も古いモスクは、預言者ムハンマドの存命中に建てられたケーララ州コドゥンガルルのものです。
当時この街を治めていた慈悲深い地方領主(マハラジャ)は、イスラム教を知った後に改宗して、このモスクを建設しました。モスクは何度かの修復を経て現代まで残り、インドで最も古いモスクとなりました。
インドの大半のモスクは、同国の南部にイスラム教徒の商人によってヒジュラ暦3世紀以前に建てられました。
ヒジュラ暦3世紀後半以降のインドでは、北方からイラン人およびイラン人以外の征服者の支配を受けて、モスクの建設が進みました。
この時代にインドで建てられたモスクのほとんどは、デリーなどの同国北部を支配した征服者によって建てられました。
現在の首都ニューデリーも一時期は、900を超えるモスクを擁して「モスクの街」と呼ばれていました。