習国家主席が、中国軍の強化を強調

中国の習近平国家主席が自国の軍隊に対し、「実戦」に基づいた軍事訓練の推進と強化を求めました。

中国は、台湾を自らの不可分の領土とみなしています。中国は、台湾における米国とその同盟国の挑発行為、および最近の台湾総統の米国訪問や外国当局者の台湾訪問などの行為が、「１つの中国」の原則に反することを常に強調してきました。

 フランス24チャンネルによりますと、習近平国家主席は、台湾近海での中国軍の軍事演習が終了して数日後、この地域で緊張が高まる中で中国軍に対し、「実戦」に基づく軍事訓練を強化するよう求めました。

中国は今月10日、台湾の周辺の空・海における3日間の軍事訓練を終了しました。この演習は、台湾の蔡英文総統の訪米と、ケビン・マッカーシー米下院議長との会談への反応として開催されたものです。

習国家主席は中国軍南部戦線海軍司令部において、「軍は中国の領土主権と海洋権益を断固として守り、地域全体の安定を守るために努力しなければならない」と述べました。また、「わが国は、戦争の概念と戦術において創意工夫が必要だ｣と強調しました。

さらに、台湾付近の基地をはじめとした、多数の在フィリピン基地の利用というアメリカの計画を批判しました。

アメリカとフィリピンは最近、過去最大規模の合同軍事演習を開催しています。
 

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。