7月 04, 2023 19:21 Asia/Tokyo

中国が、日中韓の政治家らが参加するフォーラムにおいて、3カ国のハイレベル会談再開を強調しました。

イルナー通信によりますと、中国外交担当トップの王毅共産党政治局員は、青島で開かれた日中韓3カ国の協力フォーラムで行った演説で、「3カ国は、首脳レベルで協力していく雰囲気を醸成し、アジアの再生に向けて前進すべきだ」と述べました。

続けて、中国とアメリカの間で競争が激化しているとし、3カ国がそれぞれに、地域における地政学的紛争および、分断や対立を意図した同盟の結成に反対していくよう求めました。

 

中日韓の国旗

 

また、福島原子力発電所から放射性物質に汚染された処理水を海洋に放出するという日本の計画に関し、「この措置は、環境や人間の健康への影響が懸念されることから、3カ国の調整のもと慎重に行われるべきである」と述べました。

日本の林芳正外務大臣は、同フォーラムにビデオメッセージを寄せて、日中韓協力のさらなる深化に前向きに取り組むとしました。

さらに、韓国の朴振(パク・チン)外相もビデオメッセージで、日中韓会談の活性化に向け努力をすると表明しました。

中国、韓国、日本は今年、コロナ禍や日韓の戦後の補償問題をめぐる対立などを理由に開かれていなかった3カ国首脳会談の、2019年12月以来となる開催を予定しています。

 


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