1月 19, 2016 22:36 Asia/Tokyo
  • ザリーフ外相、「サウジアラビアは、賢明な政策を取るべきだ」

イランのザリーフ外務大臣が、サウジアラビア政府が、この国の問題や地域情勢に対して、賢明な政策を取るよう期待しているとしました。

アルアーラムチャンネルのインターネットサイトによりますと、ザリーフ大臣は、包括的共同行動計画の実施に対する懸念を理由に、緊張を拡大しようとするサウジアラビアの最近の措置に触れ、サウジアラビア政府に対し、より賢明な政策を取るよう勧告しました。

ザリーフ大臣は、「一部の地域諸国やシオニスト政権イスラエルは、この数年、地域のあらゆる問題や自分たちの不適切な行動を、イラン恐怖症の拡大という危険なプロジェクトによって正当化しようとしたが、現在、不安と懸念に陥っている」と語りました。

また、「2013年11月のイランと6カ国の最初の合意の後、サウジアラビアは危険を感じ、レバノン・ベイルートやパキスタン・ペシャワールのイランの大使館、領事館などへの数々のテロによって、緊張を生み出す政策を追求した。一方でイランは、決して緊張を追求したことはなく、他国が地域を緊張へと引き込むのを許さなかった。これはアメリカの計画によるものだった」としました。

さらに、テヘランとマシュハドのサウジアラビアの大使館、領事館に対する最近の出来事に触れ、このような行動は容認できないとし、「イランのすべての関係者は、イランにある政治代表部への襲撃を、イランの国家安全保障に対する行動と見なした」と語りました。

ザリーフ大臣は、「イランは平和を愛する国であり、地域の安定と安全を追求している。いかなる国に対しても何の特別な見方も持たないが、あらゆる敵対的な行動に対しては、常に力強く自衛してきた。今後もそれは変わらないだろう」と述べました。

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