イランが、世界第14位の経済大国に
7月 17, 2022 21:00 Asia/Tokyo
IMF・国際通貨基金は、イランは1兆7千億ドルの経済規模で、世界第14位と発表しました。
ファールス通信によりますと、IMFはこの報告の中で、イランの国内総生産(GDP)が1兆7000億ドルで、メキシコ、トルコ、スペイン、スウェーデン、サウジアラビアなど多くの国を上回っています。
また、アメリカのGDPは25兆3000億ドルで、全世界の経済のほぼ4分の1を占めており、19兆9000ドルの中国は2位となっています。IMFは、「世界経済の規模は、今年末の時点で、合わせて104兆ドルに達するだろう」と予想しています。
経済成長は発展しつつあるといえるものの、新型コロナウイルス大流行後の経済回復が弱いとみられています。これは、各地での最近の紛争や、サプラインチェーンの問題、そしてそれによる高いインフレの影響で、世界の経済成長がさらに伸び悩むという予測が立てられています。
以前、2022年の世界のGDP成長率は4.4%と予測されていましたが、その後、3.6%に下方修正されました。
IMFは今年春に公表された世界経済の展望に関する報告で、昨年のイランの経済成長率を4%と発表し、今年の成長率を3%と予測しています。