駐ギリシャ・イラン大使館、「タンカー・ラナが近くイランに向けて出発」
8月 13, 2022 16:09 Asia/Tokyo
ギリシャ・アテネにあるイラン大使館が、「窃取されたイランの原油を、ギリシャ海域にてタンカー・ラナに移し換える作業が進行中であり、同船舶は近くイランに向けて出発する」と表明しました。
ファールス通信によりますと、在アテネ・イラン大使館は12日金曜、ツイッターで「窃取されたイラン産石油をギリシャ海域にてタンカー・ラナに移し換える作業が進んでおり、このタンカーは間もなくイランに向けて出発することになっている」と発表しています。
去る4月15日、ギリシャは、イラン国旗を掲げて航行していた石油運搬タンカー・ペガス(後にラナに改名)をギリシャ沿岸海域で拿捕し、最新の報告によれば、この船の石油貨物はアメリカのタンカーに引き渡されたということです。
ギリシャ政府のこの行動により、イラン外務省は去る5月25日に同国駐在ギリシャ公使(代理大使)、および同月27日に駐イラン米利益代表を兼任するスイス公使(臨時代理大使)を呼び出し、国際法規範や海洋法と関連する国際協定への違反、特にアメリカ政府による航行の自由と自由な国際貿易の原則の侵害に対し厳重に抗議するとともに、当該船舶の解放とその貨物の差し押さえの即刻の解除が強調されました。
これに先立ち、在ギリシャ・イラン大使館は、ギリシャの最高裁判所がイランに有利な判決を下し、窃取されたイランの石油を返還する作戦が間もなく開始されると発表しています。
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