テヘランで国際電気産業展が開催、イラン・コーカサス３国・ロシア間電力交換実施へ

イランのメフラービヤーン・エネルギー大臣が「わが国およびアゼルバイジャン、アルメニア、ロシアの間の電力交換プロジェクトが近い将来実施される」としました。

テヘラン国際常設見本市会場で２０日日曜から今月23日まで、第22回国際電気展示会が開催されています。

イルナー通信によりますと、メフラービヤーン大臣は20日、今回の国際電力展の開幕式において、「イランとロシアの電力網の同期化（シンクロナイゼーション ）が既に行われており、またイラン、アゼルバイジャン、アルメニア、ロシアの4ヶ国の電力網の同期化も近く実施されるだろう」と語りました。

また、「近隣諸国との電力交換は、イラン電気産業の主な計画のひとつであり、わが国は電力を必要とする際、アゼルバイジャン、アルメニア、トルクメニスタンなど近隣諸国から電力を輸入し、また国内の過剰生産分がある場合は、電力を必要とする国に輸出する」と述べました。

さらに、イランの電気産業が高い可能性を有しており、この産業で使用される機材の９５％が国内で生産されている、と語りました。

今回の見本市には、国内企業３５０社、中国やトルコ、イタリア、ドイツ、フィンランド、日本、韓国、スペイン、チェコの９カ国から２２の企業代表が参加しています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。