イラン外務次官、「西側は核合意の債務者、我が国は債権者」
2月 05, 2023 17:04 Asia/Tokyo
イランのバーゲリーキャニー外務次官が、「我が国は核合意という取引の債権者であり、以前の合意の枠組みの中で協議すると、繰り返し表明している。協議の方向性に沿った努力は、プラスの結果に行き着くべきだ」と述べました。
バーゲリーキャニー外務次官はプレスTVとのインタビューで、「イランは、核合意という国際的な取り決め内の責務を全て果たした。協議の相手側には、同様に行動することが望まれている」と述べました。
続けて、「西側世界は、自分たちの目の前をさえぎる全てのものに対抗するため、まず始めに、考えられるあらゆる面において否定的なレッテル貼りをする」とした上で、「米国とその同盟諸国は自分たちのイランに対する否定的なやり方を正当化できるよう、我が国の核能力について、核爆弾製造というレッテルを貼り付けている」と指摘しました。
また、「現在の状況にあって、地域的および国際的な諸協定におけるイランの立場は、目に見えて高まっている。この点も、イランに反対する勢力にとって大きな懸念材料となっており、同時に、イランの友好国にとっては希望ある良いニュースとなっている」と強調しました。
そして、「イランの外交政策の主な基盤の1つには、宗教的信念にも根ざした、自身の責務や約束に誠実であるべきという考えが挙げられる。一方、米国と西側を中心に置いた基準は、この点には一切の注意を払っておらず、自身の経済的利益になるならば平気で別の方向に進んでいく」と述べました。