イラン、「近く対抗措置取る」　EUの新たな制裁に対し

イラン外務省のキャンアーニー報道官がEUの新たな制裁に反応し、「我が国の側も、対EU報復制裁の対象リストを近く発表する」と述べました。

EUは最近のイラン国内の暴動に対する支援を続ける中、20日月曜の外相会議において、対イラン制裁第5弾を採択しました。

この新たな制裁では、文化・イスラム指導相、教育相、情報関係当局者、国会議員などを含めたイランの個人32人および2機関が、「抗議者らに対する取り締まり」への関与を理由に対象に指定されています。

イランは、西側諸国の取る介入行為のもたらす結果について繰り返し警告し、そのような行動は報復なしに済まされることはないとしています。

キャンアーニー報道官は20日月曜、EUが発表した今回の制裁について、「わが国はこの制裁への対抗措置として、ほどなく報復制裁の対象リストを発表する」と述べました。

アメリカおよび西側諸国は、イラン国内で暴動･騒乱が始まって以降、新たな制裁行使やメディアを通じたプロパガンダなどで性急かつ偏向的な態度を示し、この暴動の火を消さないよう目論んでいます。

キャンアーニー報道官はこれまでにも繰り返し、西側諸国の反イラン的行動を国連憲章および国際慣習などへの違反だとしてきました。

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