6月 25, 2016 17:33 Asia/Tokyo
  • イランの上海協力機構への正式加盟が検討中

在ウズベキスタン・イラン大使館が、イランの上海協力機構の加盟について検討が行われているとしました。

IRIB通信によりますと、在ウズベキスタン・イラン大使館は、24日金曜、声明を発表し、イランの上海協力機構の正式加盟の申請が却下されたという報道を否定し、イランの正式加盟に向けたロシアの要請と、これに対する加盟国の反対を伝えた報道には、誤報が含まれていると強調しました。

在ウズベキスタン・イラン大使館はまた、イランの上海協力機構への正式加盟の申請は審議中で、その手続きは進められているとしました。

ロシアのプーチン大統領は、ウズベキスタン・タシケントで行われた上海協力機構の首脳会議で、「イランは2005年から上海協力機構のオブザーバー国として活動しており、ロシアはイランの上海協力機構の正式加盟に対する障害は存在しないと考えている」と語りました。

一方、ロシアのハキモフ上海協力機構問題大統領特別代表は、「上海協力機構の加盟国は、いずれもイランの正式加盟に反対していないが、一部の技術的な問題が、イランの加盟受理を遅らせている」と語りました。

イラン外務省のラヒームプール・アジア太平洋担当次官は、イランのザリーフ外務大臣が上海協力機構の首脳会合から退席したという報道を否定しました。

ラヒームプール次官はまた、「ザリーフ外相は、抗議を示すために退席したのではなく、礼拝を行うために退席した」と語りました。

さらに、この会合では、中国、キルギス、カザフスタン、ロシア、インド、パキスタンがイランの正式加盟を歓迎したとしました。

上海協力機構は、2001年に、中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンが加盟し、活動を開始しました。

この国際機構には、インドとパキスタンが正式加盟に向けた覚書を調印しており、また、イラン、アフガニスタン、モンゴル、ベラルーシの4カ国はオブザーバー国として参加しています。

 

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