イラン・インドネシアが、西側メディアによるプロパガンダへの対抗強化を強調
在インドネシア・イラン大使館のエブラーヒーミー文化担当参事官が、「西側メディアの情報歪曲とネガティヴな描写と闘うためのイスラム世界メディア連盟の協力は、今日のイスラム世界求められていることのひとつだ」としました。
ICROイラン・イスラム文化交流機構広報課によりますと、ボルージェルディー在インドネシア・イラン大使とエブラーヒーミー参事官は、SMSIインドネシア・サイバーメディア連盟の理事や責任者らと会談しました。
ボルージェルディー大使はこの会談で、シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・ガザで行う犯罪に言及し、「イスラエル政権に対峙し、占領者たる同政権の悪事に強く対処した国は、我が国のみである」と述べました。
続けて、「我が国は、イスラエル政権に強く対処することで、いかなる侵略行為にもこのように反応することを世界に伝えた」としました。
そして、「西側メディアの情報歪曲と闘うためのイスラム世界メディア連盟の協力は、今日のイスラム世界で求められていることのひとつだ」と強調しました。
SMSIのフィルダウス(Firdaus)代表はこの会談で、同連盟の活動について説明しながら、「SMSIは、公正な社会を実現に向けた民主主義的的生活の秩序を構築するには報道とメディアの自由が必要であるという考えに基づき、インドネシア・バンテンで2017年3月7日に創設されたメディア監督団体である」と説明しました。
そして、イスラエル政権への攻撃に対するイランの対処を称賛し、「イランは、イスラエル政権の侵略行為に立ち向かった唯一の国であり、我々は親愛なる国・イランを支持することを誇る」としました。
エブラーヒーミー参事官は、イランのインターネット上の通信社・ネットワークが様々なコンテンツを掲載し自由に活動を行していると強調しながら、「イスラム世界の各メディアには重要な義務がある。それは、西側メディアによる情報歪曲やネガティヴな描写、嘘に引っ張られないことだ」と述べました。
また、「この数日間、人道およびガザの抑圧された人々を擁護しようとした600人以上の大学生や大学職員が、逮捕や退学・解雇された。米国をはじめとする西側は、イスラエル政権を守るためにはあらゆる助力を惜しまない戦略を取っている」としました。
一方、SMSI理事会の国際協力部門責任者であるレトノ・インタニ(Retno Intani)氏は、「インドネシアとイランのメディアとで行える協力には、学問的知識・経験の交換、ニュース、技術、映画の制作といった様々な分野が挙げられる」と述べました。