国際パワーリフティング選手権でイランが準優勝
ロシア主催のパワーリフティング国際選手権で、イランが34個のメダルを獲得し、開催国ロシアに次ぐ準優勝を果たしました。
今大会はウェイトリフティング、デッドリフト、チェストプレスの各種目によりロシア首都モスクワのアンドロノフ・アリーナで開催され、40カ国から850人以上の選手が参加しました。
パールストゥデイがIRIB通信の報道として伝えたところによりますと、イランのパワーリフティングチームのジャーベル・アサドザーデ監督は、さまざまな年齢層で構成される36人のイラン選手らが参加したことに触れ、「今大会には世界の有力選手らが参加した上、参加国総数も 6か国増えて、競争のレベルは非常に高かった」と述べています。
イランは今回、金、銀、銅合わせて24個のメダルを獲得し、ユース、シニア、ベテランの3つの全年齢部門でロシアに次ぐ2位につけました。
今大会のスミルノフ事務局長も、「イラン選手はロシア選手や他の国々にとって侮れない競争相手である」とし、「イランは開催国ロシアに次いで最多の新記録を記録し、メダルを獲得した」と語っています。
特に、パワーリフティング超重量級および、器具付きチェストプレス部門に出場したホセイン・マジディ選手は、シニア・ベテランの両部門で4つの金メダルを獲得したほか、2つの新記録をマークして、今大会のヒーローとなりました。
これ以外にも、シニアチームのアミール・ターヘリー選手も金2、銀2、銅2の計6個のメダルを獲得し、アリー・サフダール選手は新記録を樹立して金メダル3個を獲得しており、さらにプーリヤー・ラヒームプール選手は金2、銀1個を獲得しました。そして、アミール・ショクルゴザール選手は 金メダル2個、銅メダル1個を獲得し、ハーディ・アリーゴリープール選手はパワーシングルベンチプレス種目で金1個、銅1個を獲得しました。
また、別の報道によりますと、サッカーイラン代表チームが対キルギス戦に勝利し、2026年W杯アジア最終予選第6節でもグループ首位を守ったということです。
2026年W杯アジア最終予選のグループA第6節で、イランは今月19日にキルギスでのアウェー戦に臨み、3対2でホーム側であるキルギスを破りました。
イランはこの接戦での勝利によりグループ順位で勝ち点16を獲得し、ウズベキスタンとの勝ち点3差で首位をキープしました。なお、キルギスは勝ち点で5位となっています。