4月 13, 2023 21:02 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、アフガニスタンの近隣諸国である中国、ロシア、パキスタンとの4カ国会合に参加し、アフガンとの地域協力に関するイランの見解を説明しました。

IRIB通信がウズベキスタンのサマルカンドから伝えたところによりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、アフガンの近隣諸国が他のどの国よりもアフガニスタンの将来を懸念していると述べました。

また、テロリズムと過激主義、およびアフガンでのテロリズムと情勢不安の拡大の継続という米国の誤った政策に対するイランの懸念を強調し、「欧米諸国は、20年以上にわたってアフガンを貧困と不安定に陥れてきた。したがって、アフガンは今日、西側やアメリカの介入以上に、地域の協力と解決策を必要としている」と述べました。

また、「米国とその同盟国は、過去20年間におけるアフガン占領者として、また国連加盟国として、アフガンの抱える現状に対し責任がある」としました。

さらに、20年間のアメリカ占領下で麻薬問題が解決されなかっただけでなく、アフガンでの麻薬の栽培と密売が何倍にも増加したことに触れ、この闇取引の拡大に西側諸国のマフィア組織の存在があることは明白であるとしました。

そして最後に、「我々の懸念は、アフガンにおける成人女性と未成年女児の教育や社会参加の機会の剥奪の問題だ」と強調し、「イランは、国連の支援を得て、アフガンの少女と女性の教育により多くの貢献をし、この重要な問題についてタリバン暫定政権に促す用意がある」と表明しました。

 


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