6月 12, 2023 18:38 Asia/Tokyo

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が科学者、専門家、イラン原子力産業関係者らとの会談で、この産業が様々な分野における国家の進歩発展の鍵であると述べました。

ハーメネイー師は11日日曜、この会合においてイラン国民の生活状況の改善における原子力分野での成果の根本的な影響に触れ、「政治的な重みとイランの世界的地位の観点から見ると、原子力産業は国家の威信をもたらすものである。この産業は同時に、若者らを落胆させるため、国の将来はないと見せかけようとする敵の工作に対抗する上で、社会に国民的自身や希望をよみがえらせるとともに、国民、特に若者らに対し、大いなる戦いの現場に入り敵を征服できると示すことになる」と語っています。

 

また原子力産業の戦略的な、そして同時に客観的、客観的な重要性を論拠とし、これをイランの威信や力の根本的な範疇だとしました。

 

今日、各国の安全と進歩を確実なものにするためには、平和目的での核技術獲得の必要性は否定できない問題です。原子力技術は、先進技術の開発や新興産業の発展に大きく貢献する基幹技術の一つとなっています。

 

現在、イランの核技術は医療、エネルギー、医薬品生産、農業、工業、技術など様々な分野で利用されており、これにより以前には西側諸国が独占していた多くの製品がイラン国内で生産されるようになっています。

 

また、原子力研究所の研究段階から産業レベルに到達したプロジェクトも存在しています。現在、イラン人科学者は放射性医薬品の分野で大きな進歩を遂げており、核技術分野の機材の約90%はイラン国内産です

 

原子力産業の利用・応用が増大していることから、この産業は多くの国から注目を集めています。イラン原子力庁も核燃料サイクル分野、電力生産分野、原子力発電所分野、産業、健康環境、農業、食品などで使用される放射線応用分野など、複数のの優先的任務を担っています。

一方、過去数年間でイランの敵は、同国力の一部と考えられる核開発の阻止を狙い、政治・経済的圧力の行使に加えて、イラン科学者の暗殺や同国の核施設へのかく乱行為さえ試みてきました。しかし、原子力産業を含むさまざまな分野におけるイランの進歩は、同国の権力要素を封じ込めようとする敵の工作が失敗したことを証明しました。

 

ハーメネイー師も専門家や原子力産業関係者らとの会合で、イランの核の可能性は核問題の始まった2003年当時の100倍以上になったとし、「我々の敵はこのプロセスを阻止しようとして、犯罪やテロといった手段にも訴えたが、それは不首尾に終わった。そして現在、国内の若者たちの努力により、原子力発電は国産化されており、もはやこれをイランから剥奪することはできなくなっている」と結びました。

 


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