イラン政府報道官、「米は善悪を逆さに見せるプロ」
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第6回アメリカ式人権状況開示大会
イラン政府報道官で、「第6回アメリカ式人権状況開示大会」の実行委員長も努めるバハードリー・ジャフロミー氏は、「アメリカは善悪を逆さに見せることにおいて先端を走っている」と述べました。
国際通信イランプレスによりますと、バハードリー・ジャフロミー氏は、「アメリカが見せるやり口のうち、最も得意とする強力なもののひとつに、虚言がある。この国は、嘘を真実に、真実を嘘に見せかけるのである」と述べました。
その上で、言動・行動の両方において善悪を逆さに見せることはアメリカのお家芸であるとし、「アメリカは、様々な時代において真実を実際とは間逆に見せて、直接・間接的に戦争の中心的存在となってきた」と述べました。
そして、「アメリカは家庭を守ると主張しながら、その崩壊を追求しており、女性や子供についても、倫理的・性的に逸脱した教育を行ってきた。同国の経歴は、世界の隅々まで知られている」としました。
同氏はまた、イラン国民が誰よりもアメリカによる人権侵害の犠牲になってきたとし、「基本的人権、健康的に生きる権利、また先端科学やナノ、宇宙といった分野の平和的目的の教育を受ける権利は、制裁により奪われていいことがあるだろうか?」と強調しました。
また、「600万人のシリア市民を難民にし、(原爆投下の)ボタンひとつで22万人の日本人を虐殺したのは誰だったか」とした上で、ボスニアでの虐殺や90万人のアフガニスタン市民の殺害などにも触れ、「歴史上何度もあったアメリカによる侵略行為は、説明が行われなければならない」としました。
イランでは、毎年6月27日から7月3日までを「アメリカ式人権状況開示週間」と定め、特にイラン国民に対してアメリカが行ってきた犯罪を振り返っています。