SCO事務局長、「イランの完全加盟を次回会合で正式発表」

SCO上海協力機構の張明事務局長が、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相との電話会談で、イランのSCO正式加盟が次回の同機構の会合で正式に発表され、同国は今月4日からSCO加盟国としてのすべての権利を享受することになると表明しました。

ファールス通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は30日金曜午後、張明事務局長と電話会談し、両国の協力プロセスおよびSCOの次回会合について意見交換を行いました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの会談で、イランのSCO正式加盟手続きの完了に向けた張明事務局長の尽力と協力に謝意を示すとともに、同国として次回のSCO会合に出席する用意があるとしました。

また、イランのSCO正式加盟に関連する文書の作成・承認に向け同国の政府と議会、そして外務省が多大な尽力を行ってきたことに言及し、「私は、イランの最終加盟によりSCOにさらに大きな新たな能力が加わると確信している」と述べました。

そして、「来週中にも、SCO事務局に対しイラン側の調整官を正式に通知する」としました。

一方、張明事務局長も、イランのSCOへの正式加盟に満足の意を表明し、「イランの正式加盟は、次回の当機構の会議で正式に発表され、同国は今月4日より組織の加盟国に関するすべての権利を有することになる」と強調しました。

さらに、「SCOの目標推進においてイランの役割は重要である」と述べ、「私がこの組織の事務局長在任中にイランの正式加盟プロセスが行われたことを誇りに思う」と述べました。

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