12月 12, 2023 20:31 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁のエスラーミー長官
    イラン原子力庁のエスラーミー長官

イランの首都テヘランで、同国が開発した複数の新たな放射性薬剤の披露式典が行われました。

イルナー通信によりますと、今回の放射性薬剤の披露式典は12日火曜、テヘランで開催された研究技術展内で行われました。

今回披露された放射性薬剤は、がんの診断などを行う陽電子放出断層撮影(PET)検査で使われる、 「64Cu-DOTATATE」、「64Cu-PSMA」、「177Lu-CXCR4」です。

イランの核科学者らは近年、国内の学術・研究機関が必要とする物質を、平和的核技術を活用して製造することに成功しています。がん診断・治療の分野で貴重な発見をし、同分野で世界の上位5ヶ国に入ったことは、その一例に挙げられます。

イラン原子力庁のエスラーミー長官は、この披露式典において、「IAEA国際原子力機関は西側の諸大国が握って手段としている。この国際機関は、今の道筋を外れて、自身の専門的政務を果たす必要がある」と述べました。

イルナー通信によりますと、エスラーミー長官は、シオニスト政権イスラエルの閣僚がガザ地区のパレスチナ人に対する核兵器使用を示唆したことについて、「シオニスト政権は、核兵器を使用するとして、ガザだけでなくイランをも脅迫している。わが国はこの件をめぐり、抗議の書簡をIAEAに提出している」と述べました。


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