イラン外務省報道官、「地域での戦争拡大めぐる米国務長官の発言に新たな点ない」
1月 09, 2024 19:30 Asia/Tokyo
ブリンケン米国務長官が最近のカタール訪問において、地域での戦争拡大について語ったことを受け、イランのキャンアーニー報道官は、同長官の発言に新たな点は見られないとしました。
ファールス通信によりますと、キャンアーニー報道官は、「これ(=ブリンケン米国務長官の今回の発言内容)は、イランが当初から示してきた立場と変わらないものである。我が国は、占領者たるシオニスト政権イスラエルがパレスチナ国民へ行う犯罪が止められない場合、戦争が広がるだろうと指摘してきた」と述べました。
ブリンケン長官は先日、訪問先のカタールで「戦争は簡単に広がりうる」と述べました。
同長官がカタールを訪問するのは、シオニスト政権イスラエルに対するパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの「アクサーの嵐」作戦が開始されてより今回で4回目となります。
ブリンケン氏のこの発言の一方、イランはパレスチナ・ガザでの戦争が始まった3ヶ月前から幾度となく、地域での戦争拡大について警告していました。
キャンアーニー報道官はさらに、「我々は現在、地域での戦争拡大と、犯罪的な攻撃が継続されている様子を目の当たりにしている。これは、アメリカが(我々の)懸念に耳を貸さなかった結果だ」と述べました。
これに先立ち、ハマスのハニヤ政治局長は、ブリンケン氏の地域諸国歴訪に反応して、「ガザの人々の虐殺を支持というアメリカの過ちを、ブリンケン氏が認識するように望む」と述べていました。
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