2月 29, 2024 17:54 Asia/Tokyo

イランの人工衛星「パールス1号」が、ロシアのロケット「ソユーズ」により同国のボストチヌイ基地から宇宙空間に打ち上げられました。

他の衛星よりも高度なサブシステムが装備されたパールス1号は、イランの専門家や科学者によって考案・設計ました

ISAイラン宇宙機関のサーラーリーエ長官は、今回の衛星打ち上げを発表する式典において、この衛星の詳細について語り、「パールス1号は、映像撮影および通信関連機材を搭載した観測・研究衛星である」としました。

同長官によれば、位置測位方法の先端化に使用されることになる同衛星は、無線位置測位および状況確認・制御が可能なシステムが必須となる観測衛星に分類されるということです。

サーラーリーエ長官はまた、「パールス1号には、試験的に初運転されるシステム・サブシステムが搭載されている」と述べました。

29日木曜午前に打ち上げられたパールス1号のデータは、同日中にはデータを送信し始めました。

同長官はさらに、「この衛星からのデータの受信は、首都テヘラン西方のアルボルズ州にあるマーフダシュト基地、および南部ホルモズガーン州にあるゲシュム基地の2か所で行われる」と語りました。

パールス1号は、ロシアの基地から打ち上げられたイラン製衛星としては、衛星「ハイヤーム」に続く2基目にあたります。

また、この2年間に打ち上げられたイランの衛星としては12 基目となります。

 


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