イラン8銀行がロシアのカード決済網に接続／イランが発電所出力量で世界上位に：経済ニュース

イランの8つの銀行がロシアのカード決済ネットワークに接続、イラン重油価格の上昇、イランのアルメニア向け輸出が15％増加、イランとスーダンが経済協力拡大で合意など、主な経済ニュースをお伝えします。

【ParsTodayイラン】イラン中央銀行のモウメン・ヴァーフェギー先進技術次長は、現時点でイランの銀行8行がロシアのカード決済ネットワーク「ミール」に接続されているとし、「これらの銀行のカードの保有者は、ロシアでもイラン国内と同様に銀行のカードを利用して買い物ができる」と語りました。

現在、イラン国内の決済網「シェターブ」とロシアのミールを接続するプロジェクトの第1段階が運用開始され、イラン人観光客はロシア国内のATMでルーブル紙幣を下ろせるようになっています。なお、第2段階ではロシア人観光客がイラン国内で自分のカードを利用できるようになる見込みです。

イラン産重油価格が上昇

OPEC・石油輸出国機構は石油市場に関する月例報告において、イラン産重油の価格が9月の73ドル59セントから0.6％増加して、先月には1バレル当たり74ドル6セントに達したことを明らかにしました。

イランのアルメニア向け輸出が15％増加

イラン貿易振興機関のアクバル・ゴダーリー中央アジア局長は、今年上半期のイランの対アルメニア輸出が15％増加したことを指摘するとともに、「アルメニアへの輸出は10億ドルまで達することを目標としている」と述べました。

ゴダーリー氏はまた、今年3月下旬からの6カ月で、アルメニア向け輸出が前年同期と比べて15％増の2億2500万ドルに達したとし、アルメニアへの主な輸出品目は食品、果実および野菜類、セメント、鉄筋、化学薬品、ポリマー材料、コールタールなどだったと明かしました。

イランとスーダンが経済協力拡大に向け合意

スーダンのジブリル・イブラヒム・モハメド・ファディル財務経済企画大臣とイランのアブドル・ナーセル・ヘンマティ経済・財政大臣の会談において、両国間の経済・通商協力の拡大をめぐり合意に達しました。

双方はこの会談において、イラン・スーダンの政治関係の再構築に満足の意を表明するとともに、新たな関係が両国間の経済・通商関係の発展と繁栄につながることへの期待感を表明しました。

イランが発電所出力量で世界上位12カ国に

イランのシャヒード・ラジャーイー発電所のアボルファズル・モタブハー最高経営責任者は、同国が発電所出力の点で世界の上位12カ国の中に入るとし、「我が国の発電所容量の82％は火力発電所に関連している」と述べました。

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