アフガン外相代理、40年にわたるイランのアフガン難民受け入れに謝意
11月 19, 2024 16:08 Asia/Tokyo
アフガニスタン・タリバン政権のアミールハーン・ムッタギ外相代理が、イランが40年にわたって数百万のアフガニスタン難民を受け入れてきたことに謝意を示しました。
【ParsToday西アジア】ムッタギ外相代理は、アフガン首都カーブルでイランのジャラーリヤーン人権・国際問題担当法務次官と会談し、イランによる40年間のアフガン難民受け入れに謝意を示すとともに、今後もアフガン難民に対し善良な対応を継続するよう求めました。
これに対し、ジャラーリヤーン法務次官も「イランはアフガン情勢をつぶさに追跡・注視しているとともに、同国における治安維持を歓迎する」と語りました。
また、「我が国はアフガンとの協力を継続しており、これまでの合意に基づいて近い将来、イランからアフガン人受刑者を移送するプロセスを開始し、この点でアフガニスタン政府と協力する意向だ」としました。
イランは40年以上にわたってアフガン難民を受け入れてきており、現時点で少なくとも500万人がイランに在住し、イラン国民と同様の市民サービスなどを受けています。
最近のアフガン情勢の進展及び同国でのタリバン政府の樹立も、アフガン国民のイラン流入の新たな波を引き起こしました。一方、イランも制裁や国際的な支援が受けられないことによる経済問題にも関わらず、一切の支障なくアフガン難民を受け入れています。
イランとアフガンの両国民の良好な関係、アフガン人のイランへの往来、そして40年以上に渡るアフガン難民のイラン在留により、アフガン人はイランを第二の故郷とみなすようになってきています。
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