イラン外相が欧州諸国に疑問提起;「イスラエルと米が破壊した交渉のテーブルにイランはどう復帰できるのか?」
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アラーグチー・イラン外相が欧州諸国に宛てたメッセージの中で、「シオニスト政権イスラエルとアメリカが破壊した交渉のテーブルに、イランはどう復帰できるのか」との疑問を投げかけました。
(last modified 2025-06-26T07:50:06+00:00 )
6月 22, 2025 17:49 Asia/Tokyo
  • イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相
    イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相

アラーグチー・イラン外相が欧州諸国に宛てたメッセージの中で、「シオニスト政権イスラエルとアメリカが破壊した交渉のテーブルに、イランはどう復帰できるのか」との疑問を投げかけました。

欧州諸国が全ての関係国に交渉のテーブルに戻るよう呼びかけたことを受け、アラーグチー外相は「X」へのメッセージで、「イスラエルと米国が破壊した交渉のテーブルにイランはどのようにして復帰すればよいのか」と投稿しています。

【ParsTodayイラン】アラーグチー外相は「先週、我々が米国と交渉中だった際、イスラエルは外交を破壊することを決意した」と語りました。

また、「今週、欧州トロイカ(英独仏)およびEUと協議した際、米国は対イラン外交を破棄することを決定した。このことから何がいえるか?それは英国とEUの外交政策トップの視点からすれば、重要なのはイランが交渉のテーブルに『復帰』しなければならないということだ。しかし、イランは、一度も離脱したどころか、破壊したわけでもないモノに、どうやって復帰できるというのか?」と述べています。

* 米国は22日日曜朝、テヘラン南方フォルドゥ、中部ナタンズおよびイスファハーンの3つの核施設を攻撃し、ネタニヤフ・イスラエル首相の対イラン戦争に参戦しました。

アメリカのこの行動を受けて、アラーグチー外相は、「国連憲章及び自衛の枠組み内での正当な対応を認めるその条項に基づき、イランは自国の国家主権、利益、そして国民を守るためにあらゆる選択肢を留保する」と強調するメッセージを発表しました。またイラン原子力庁も声明を発表し、「フォルドゥ、ナタンズ、イスファハーンにある同国の核施設がイスラム国家たるイランにとっての敵によって攻撃され、国際法、特にNPT核兵器不拡散条約に違反する蛮行に及んだ」と発表するとともに「我々はこの国営産業の発展を阻止することを決して許さない」と強調しています。

 

 


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