失敗した政策への回帰;欧州は再びイランに対し「脅迫と約束」を試しているか?
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米オンラインニュースサイト・アクシオスが、「欧州諸国はイランに対する『脅迫と約束』という、過去に失敗した政策への復帰を決定した」と報じました。
(last modified 2025-07-17T11:19:00+00:00 )
7月 16, 2025 16:30 Asia/Tokyo
  • 欧州はイランに関して脅迫と約束の政策に依存
    欧州はイランに関して脅迫と約束の政策に依存

米オンラインニュースサイト・アクシオスが、「欧州諸国はイランに対する『脅迫と約束』という、過去に失敗した政策への復帰を決定した」と報じました。

【ParsToday】アクシオスによりますと、米国、フランス、ドイツ、英国の外相らはイランとの新たな核協定締結の期限を来たる8月とすることで合意に達しました。

アクシオスはまた情報筋の話として、「8月末までに合意に至らない場合は、国連安保理による対イラン制裁を再行使する計画が実施されることになる」と報じています。

この情報筋は匿名で「欧州諸国はイランに対し、核計画について国際社会に必要な保証を与えた場合のみ制裁を断念すると伝えるつもりだ」と強調しました。

一方で今から7年前、第1次ドナルド・トランプ米政権は、イランがJCPOA包括的共同行動計画(通称;対イラン核合意)に基づく義務を完全かつ確実に履行しているにもかかわらず、一方的かつ違法にこの合意から離脱し、抑圧的な対イラン制裁を再発動していました。

現在、アメリカの露骨な約束違反に対して沈黙を守ってきた西側諸国が、新たな条件の提案と期限設定により再びイランへの圧力強化措置を講じています。

アナリストらは、こうしたアプローチが既存の膠着状態を打開しないのみならず、地域に新たな緊張の波を生み出すだろうと見ています。

 


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