イラン最高指導者の表明;「勝利の重要条件は敵を恐れないこと」
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イラン最高指導者のアリー・ハーメネイー師
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「敵に勝つための重要条件は敵を恐れないことである」と語りました。
【ParsTodayイラン】ハーメネイー師は2024年2月18日、イラン北西部・東アーザルバーイジャーン州の人々を前に演説し、「『敵を見据える』とは、敵がいることを知るべきであり、敵に気づかないのではいけないということ、敵には策略や欺瞞や手口があることを知るべきであり、敵を舐めてかかってはいけないということである」と述べています。
また「我々は敵を恐れてはならない。勝利の重要条件は敵を知り、その能力を把握することである。しかし、怯んではいけない。怯んだら負けである。敵の脅迫や怒号、圧力を恐れてはならない。これらに怯んではいけない。我々は敵がなぜそれほど神経を尖らせ、迫ってくるのかに注目すべきだ。それが我々の強みである。もし我々が脆弱で、強みがなかったなら、敵はそれほど高ぶったり圧力をかけてはこず、それほど動揺せず、それほど策略や欺瞞を用いなかったはずだ」としました。
さらに「『敵を見据える』とはイスラム革命の進展に目を向け、それが敵の怒りを掻き立てることを認識することである。したがって、敵を恐れてはならず、敵に対して消極的になってはならない」と語っています。
今日、多くの勢力がイラン国民を恐れる
ハーメネイー師はさらに2023年4月8日、テヘラン南方ゴムの人々との会合において「アメリカ合衆国やシオニスト政権イスラエルを含む我がイスラム革命の敵の政策は、人々を舞台から排除し、競争と戦闘の場から引き離すことである」とし、「もし我々がこのような勢力を恐れるならば、イスラム共和国たるイランなど存在せず、イスラム共和制などではなかっただろう。今日、この地域に対する覇権と神性を主張してやまない多くの勢力が、イラン国民を恐れている」と述べました。
アメリカはイランの進歩に憤慨
こうした中、ハーメネイー師は2023年8月8日に行われたメッカ巡礼業務関係者との会談で、敵の特定を重要な課題だとし、「我々は現在、世界レベル、地域・国際レベルで順調な進歩を遂げている。アメリカがこれほど怒髪天を突いている理由は、まさに我々の進歩以外にない」と語りました。

