イラン国家安全保障会議書記、イラン、ロシア、シリアの協力を説明
8月 23, 2016 17:49 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「対テロ作戦におけるイラン、ロシア、シリアの調整は、シリアの治安関係に自分たちの意志を押し付けようとしたアメリカの戦略を失敗させた」と語っています。
シャムハーニー書記は、22日月曜夕方、IRIB通信のインタビューで、アメリカと地域のその同盟国が、「穏健的な反体制派」という偽りの名のもとに、シリア国民に対して数多くの犯罪を行ってきたテロリストのダメージを防ごうとしたことに触れ、「アメリカとその同盟国の作戦を失敗させるため、最近の作戦の中で、彼らの努力に反し、シリアのテロリストに、陸と空から決定的なダメージが加えられた」と語りました。
さらに、最近の作戦におけるイラン、ロシア、シリアの協力に関する西側やサウジアラビアのメディアの大規模な世論操作は、タドモル、イドリブ、ラタキア郊外、アレッポ郊外でのサウジアラビアの同盟国の深刻な敗北を覆い隠すための心理戦を目的としたものだとしました。
また、「一部のアラブ・西側諸国は、地域の関係の変更において自分たちが強力であるとする妄想を抱いており、最近の作戦の中で、イランの政治、防衛、治安面での行動のイニシアチブに捕らわれた」と語りました。
シャムハーニー書記は、テロ対策に関するイランとロシアの協力についての正確ではない一部の発言に触れ、「イランとロシアの全面的な関係は、国益の確保と戦略的な協力に沿ったものであり、テロ対策に限られず、より幅広い分野を含むものだ」と語りました。
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