大統領選挙、国民とイスラム体制の協調の具現
(last modified Mon, 01 May 2017 07:24:09 GMT )
May 01, 2017 16:24 Asia/Tokyo
  • 大統領選挙、国民とイスラム体制の協調の具現

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、大統領選挙の候補者6人に国民のことを考えるよう勧告すると共に、国民に対しても、選挙に大々的に参加するよう求めました。

ハーメネイー師は、大統領選挙と市町村議会選挙まであと20日ほどとなった30日日曜、数千人の労働者や企業家を前に、「労働者や全ての階層の国民による重要な場面への参加は、常に、敵の侵略や戦争の影をイラン国民の前から取り除いてきた。今度の選挙にも、国、体制、安全保障を愛するすべての人が参加すべきだ。なぜなら、この決定的な参加が、敵の悪を退けるからだ」と語りました。

ハーメネイー師は、選挙の雰囲気が高まっていることに満足の意を示し、「選挙への参加は国家安全保障において決定的であり、国民が投票に参加すれば、イランの安全が保たれることを国民は知るべきだ」と語りました。

選挙は、民主主義国家において重要な問題のひとつであり、イランでは、宗教に基づく民主主義のモデルのもとで定義されています。この政治モデルにおいて、国民の要求や意志は特別な地位を有しており、他の国の選挙制度と比較すれば、その重要性は明らかです。イランの選挙においてすべてを決定するのは国民であり、護憲評議会で資格が認められた候補者の中から、行政のトップを委ねるべき人物を選出します。

例えば、アメリカでは、最も多くの選挙人の数を獲得した人が大統領に選ばれます。つまり、選挙の際の国民の役割は決定的なものではありません。

選挙をはじめとする政治へのイラン国民の参加は、イランの安全と国力を保障し、向上させています。つまり、選挙への国民の大々的な参加は、国力を高める要素となっています。過去11回の大統領選挙を見ると、平均65%の投票率により、イランの安全が高まってきたことが分かります。イスラム体制における国民の重要な役割は、敵に戸惑いや恐怖を抱かせ、国民とイスラム体制を対立させようとする彼らの陰謀を退けてきました。

ハーメネイー師の言葉を借りれば、敵がイランに対する厳しい行動を控えている最大の理由は、イラン国民の重要な場面への参加を恐れていることにあります。なぜなら敵は、国民の重要な場面への参加を、真の意味で恐れているからです。

国民は、およそ40年の間、常にイスラム体制に同調してきました。そしてその同調が、常に敵の政治的な方程式を崩してきたのです。敵がイランにダメージを与えようとするたびに、イラン国民は賢明さをもって重要な場面に臨み、敵の陰謀を退けました。このような国民の参加は、選挙でも、また敵が陰謀を企てているあらゆる場面で目にすることができます。重要な場面への国民の参加は、2009年の大統領選挙後の、国民と体制を対立させようとする陰謀を退け、失敗させました。

ハーメネイー師によれば、イランの地域における現在の発展、力、栄誉、影響力は、国民の体制との同調の賜物です。ハーメネイー師は、この原則に注目し、すべての国民に対して、今度の選挙に大々的に参加するよう求めたのです。

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