赤十字国際委員会、「イエメンの住宅地へのサウジの攻撃は恥ずべき行為」
8月 27, 2017 20:20 Asia/Tokyo
赤十字国際委員会が、25日金曜に行われたサウジアラビアによるイエメンの住宅地への攻撃を非難しました。
サウジアラビアの戦闘機が、25日、イエメンの首都サヌアを爆撃し、これにより、子供5人を含む18人の民間人が死亡、また20人が負傷しました。
赤十字国際委員会のモラザニ副総裁は26日土曜、サウジアラビア軍の戦闘機によって爆撃された現場を視察する傍ら、このサウジアラビアの新たな犯罪を遺憾だとし、「民間人の殺害は、不名誉で恥ずべきことである」と述べました。
また、「今回の視察で、爆撃された地域には、軍事施設は一切存在しないことが分かった」と語りました。
サウジアラビアは、アメリカや一部のアラブ諸国の協力を得て、2015年3月から、自国寄りイエメンのハーディ前大統領を政権に復権させるために、同国に対し大規模な攻撃を開始していますが、これは、罪のない数千人のイエメン人を殺害したのみとなっています。