イラク・クルド人自治区の首相、テヘランでイランの高官と会談
1月 22, 2018 22:45 Asia/Tokyo
イラク・クルド人自治区のネチルバン・バルザニ首相が、テヘランで、イランの関係者と会談しました。
バルザニ首相は、20日土曜にテヘラン入りし、21日日曜、イランのローハーニー大統領、ラーリージャーニー国会議長、シャムハーニー国家安全保障最高評議会書記と会談しました。
ローハーニー大統領はバルザニ首相との会談で、統一イラクへのイランの支持を強調し、「地域の国境を安定させ、単一の支配体制を擁護することは、すべての国と地域に住むさまざまな民族の義務であり、地域外の勢力が地域の人々のために心を痛めることは、これまでもこれからもないだろう」と述べました。
ラーリージャーニー議長は、バルザニ首相との会談で、「イランはイラクのクルド人自治区と戦略的な関係を有しており、この貴重な関係の維持を求めている」と語りました。
さらに、「少し前にイラクのクルド人自治区で起こった一連の出来事は、クルド人の同胞の利益にはならなかった。イラク中央政府の支援により、賢明に問題を解決すべきだ」と述べました。
バルザニ首相もこの会談で、「イラクのクルド人自治区と中央政府の問題の解決は憲法に沿って行われるべきだ。イラクのクルド人自治区は、イラクの領土保全と統一を求めている」と語りました。