イラン外務省報道官、「サウジアラビア皇太子は、軽薄で嘘つきだ」
3月 16, 2018 17:50 Asia/Tokyo
イラン外務省のガーセミー報道官が、15日木曜夜、サウジアラビア皇太子の最近の侮辱的な発言に対し、「サウジアラビアのムハンマド皇太子の発言には価値がない。彼は軽薄で嘘つきだ」と語りました。
ムハンマド皇太子は、15日木曜、アメリカCBSテレビのインタビューで、地域の問題解決と近隣諸国との良好な関係を常に追求しているイランを、“危険な国”と呼びました。
また、「もしイランが核爆弾を製造すれば、サウジアラビアも即座に同じことをする」と述べました。
イランの核活動に関するムハンマド皇太子の根拠のない主張は、国連、国連安保理、IAEA国際原子力機関が、イランの核活動の平和性を繰り返し認めてきたなかで行われています。
ムハンマド皇太子はまた、「イラン軍はイスラム世界の5大軍隊には入っていない。また、サウジアラビアの経済はイランの経済よりも規模が大きい」と主張しました。
イルナー通信によりますと、ガーセミー報道官は、イランはすべての近隣諸国、世界の国々、さまざまな民族に対して、その国土面積、軍事力、経済力、国内外の信用といったことを抜きに敬意を抱いているとし、「イランは常に、強力な国家ではなく、安全で安定した強力な地域について考えてきた。そのため、イランは地域諸国に対話と融和を呼びかけてきた」と語りました。
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