イラン石油相、「石油市場が政治に左右されてはならない」

イランのザンゲネ石油大臣が、「国際石油市場が政治に左右されてはならない。それは、外的要因の干渉により、市場のプロセスがかく乱されるからだ」と語りました。

イルナー通信によりますと、ザンゲネ大臣は６日日曜、テヘランで開催中の第２３回国際石油・ガス・精製・石油化学産業見本市の開幕式において、「イランは、石油やエネルギーの国際市場で決して無視できない国だ」と強調し、「イランは常に、産油国に石油の生産を促し、世界市場が不安定化しないような、適正な原油価格を追求している」と述べています。

また、「石油産業は、イラン経済の原動力となりうる」とし、「石油産業は、収入をもたらすと同時に経済を活性化させる」としました。

第２３回国際石油・天然ガス・精製・石油化学見本市は６日、イラン企業１０５３社、３７カ国の外国企業６００社が参加し、テヘランで開幕しました。

この見本市は、出展者の数や幅広さの点で中東最大、かつ世界第５位の見本市とされています。