ドキュメンタリー・イラン(10)アーバーダーンにあるランゴニーハ・モスク(日本語のナレーション付)
(last modified Thu, 05 Sep 2019 21:04:00 GMT )
9月 06, 2019 06:04 Asia/Tokyo
  • アーバーダーンにあるランゴニーハ・モスク
    アーバーダーンにあるランゴニーハ・モスク

今回は、イラン南西部フーゼスターン州の港湾都市アーバーダーンにあるランゴニーハ・モスクをご紹介しましょう。

 

 
 .ランゴニーハ・モスクは、アーバーダーン製油所の南西部、アルヴァンド川の川岸に位置しています。

アーバーダーンにイランの初の製油所が建設され、石油製品を輸出する主要都市として知られるようになった当初、イギリス、インド、パキスタンから多くの労働者や専門家がこの町に移住しました。このうち、イスラム教徒の移民は、1920年、ランゴニーハ・モスクを建設しました。

実際、このモスクは、パキスタン人やミャンマーの旧州都ランゴン(ヤンゴン)から来た労働者によって建設されており、ランゴンにちなんで、地元民がこのモスクをランゴニーハと名づけました。

このモスクは、4本の低いミナレットと2本の高いミナレット、メインとなる中庭、一つの礼拝堂、美しい礼拝の方向を示すメフラーブ・壁がんを有しています。

このモスクは建築の面で、インドの建築を手本にしています。また、その装飾には、表面がセメントで覆われている石膏細工が施され、その美しさを倍増させています。

モスクのメフラーブの特徴の一つは、花の形をしていることであり、非常に巧みに美しく造られています。メフラーブは、色々な浮き彫り模様や色彩が使われていることから、天国の象徴となっています。

 

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