イラン外務省報道官、「ペルシャ湾の三島に対するイランの領有権に疑はない」
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イラン外務省のガーセミー報道官
イラン外務省のガーセミー報道官が、「ペルシャ湾に浮かぶブームーサー島、大トンブ島および小トンブ島の三島に対するイランの領有権に疑いはない」とし、「イランは決してこの歴史的かつ明白な権利を断念しないだろう」と語りました。
ガーセミー報道官は2日土曜夜、UAEアラブ首長国連邦のアブダビで開催された、OICイスラム協力機構外相会合の最終日の出来事を説明する中、「この会合の開催国UAEの外相は、平常どおり文書が検討、採択される会合の最終日には、そのほかの参加国の代表団の見解を考慮しないままに、自国の文書を最終声明として採択に持ち込もうとした」と述べています。
また、「このようなやり方は、すぐさまイランとパキスタンの代表団の抗議に直面した」とし、「イランとほかの一部の国の抗議にもかかわらず、UAE外務省は開催国としての立場を悪用し、公認されているすべての法規に反した行動に出て、提起された抗議内容を無視し、この外相会合に自国の意向を強要しようとし、自国に都合よくなるようこの内容を採択に持ち込み、最終声明にしようとした」としました。
さらに、「UAE代表団が提出した文書においては、ブームーサー島、大トンブ島、小トンブ島のイラン領三島に関するUAEの空虚な主張がなされていたが、これに対しイラン代表団は当意即妙に強く抗議し、会場を退席した。この問題により、今回のOIC外相会合の最終日は緊迫化し、そのほかの代表団も順次退席していったことから、最終的にUAEはかねてから決められていた違法な要求や目的を、思惑通りに進めることに失敗した」と語っています。

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