イラン外相、「イランは核合意から離脱しない」
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ザリーフ外相(中央)
イランのザリーフ外相が、アメリカの違法な行動への対抗としてイランが今回打ち出した決定は、核合意の枠内で下されたものだと強調し、「イランはこの国際合意から離脱しない」と述べました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は7日火曜夜、ロシア・モスクワに到着した際、「アメリカがこの1年、特にイラン核合意離脱前後にとってきた行動は、この国際合意の継続停止を狙ってのものだった」と指摘し、「イランは、アメリカのこうした政策を見通した上で、これまでは戦略的に耐えてきた。だが、残念ながらEUや国際社会のメンバーには、アメリカの圧力に対抗する力がなかった」と述べました。
また、「このことに鑑み、イランは核合意で自発的に履行してきたいくつかの措置や取り決めの一部を、当面は実施しないほうが得策だと考えた」と説明しました。
さらに、「イランのこうした権利は、核合意の条文に記載されている」とし、「核合意の第26条と36条は、イランはもちろん、そのほかの署名国に対しても、双方のいずれかが取り決めを履行しない場合、相手側も取り決めの一部、あるいは全部を実施しなくてよいという権利を与えている」と語りました。
ザリーフ外相はまた、「イランは現在、核合意の枠組みにそって行動している。これは、そのほかの署名国が必要な措置を講じる機会であり、彼らは単なる声明の発表だけに留まるべきではない」と相手側の行動を促しました。
さらに、「今回のロシア訪問では、二国間、地域・国際問題に関してラブロフ外相と話し合うことになるだろう」としました。
そして、「イランとロシアはいずれも、アメリカの一方的な政策には反対だ」とし、「アメリカの核合意離脱日に取った行動、その実施と同時にイランが正式に協議を行う国はロシアだ」と語りました。
昨年5月8日、アメリカが核合意から違法に離脱した後、英独仏の3カ国はイランの経済面での利益保障と、この合意の維持を約束しました。
しかし、これらの国は言葉上、また政治的にアメリカの行動に抵抗を示しているものの、核合意維持に向け約束した内容については、具体的な成果に乏しいものとなっています。
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