7月 06, 2019 15:20 Asia/Tokyo
  • イラン北部ヒールカーニー樹林
    イラン北部ヒールカーニー樹林

イラン北部に広がるヒールカーニー樹林が、ユネスコ自然遺産への登録を果たしました。

IRIB通信によりますと、アゼルバイジャンの首都バクーで開催中の第43回世界遺産委員会会議の5日目、イラン代表団のほか180カ国の代表者ら2500人が出席する会合で、ヒールカーニー樹林のユネスコ自然遺産登録が決定しました。

ヒールカーニー樹林は、イランの自然遺産としては南東部のルート砂漠に次いで2番目にユネスコ登録を果たしたことになります。

これにより、ユネスコ世界遺産に登録されたイランの自然・歴史・文化遺産は計24件に達しました。

ヒールカーニー樹林は、総面積が200万ヘクタールに上り、イランで最も植物が密生した密林地帯とされ、北部から北東部にかけてのゴレスターン州、ギーラーン州、マーザンダラーン州、テヘラン東部セムナーン州、北東部・北ホラーサーン州にかけて広がっています。

この樹林には、296種類の野鳥、98種類の哺乳類、150種類の原生植物や樹木が生息、生育しています。

イランのジャラーリー・ユネスコ大使は、ヒールカーニー樹林の世界遺産登録の重要性に触れ、「遺産や物件がユネスコに登録されることで、その遺産の価値が世界規模に拡大され、全人類のものとなる」と語りました。

第43回世界遺産委員会年次総会は、バクーで今月10日まで開催されています。

 
 
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