イラン洪水被災者への人道支援300万ユーロが凍結
7月 14, 2019 01:19 Asia/Tokyo
イラン赤新月社のペイヴァンディ会長が、「20カ国からわが国の洪水被災者のために提供された義援金300万ユーロ相当が、アメリカの一方的、圧政的な制裁のため、これまでイラン国内に入ってきていない」と語りました。
イルナー通信によりますと、ペイヴァンディ会長は13日土曜、イラン西部ロレスターン州の中心都市ホッラムアーバードで記者団に対し、「赤十字国際委員会及び、20カ国がわが国での洪水発生時に現金によらない人道支援をわが国に対し送付してくれたが、こちらの品は分配済みだ」と述べました。
また、「300万ユーロの義援金は、わが国の銀行口座の凍結が原因で、今なお洪水の被災者らに行き渡らないままだ」としました。
今年3月、イランの北部、西部、南部の一部地域で発生した過去最大規模の集中豪雨と洪水により、甚大な人的、物的被害が発生しました。この洪水発生後、アメリカはイラン赤新月社の口座を凍結し、洪水被災者に対する他国からの人道支援提供を事実上阻んでいます。
ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese
https://twitter.com/parstodayj