イランのアッシリア人コミュニティーが声明、「イランには米国人にとって信じ難い宗教の自由が存在する」
9月 30, 2019 16:52 Asia/Tokyo
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アッシリア人の旗
イランのアッシリア人コミュニティーが、「イランにおける宗教信仰の自由は、米政府関係者や政治家にとっては信じ難いことだろう」とする声明を出しました。
イルナー通信によりますと、イランではキリスト教徒が宗教儀式を行う際に制限があるとした米トランプ統領とポンペオ国務長官の最近の発言を受け、イランのアッシリア人コミュニティーは「米国の空想的な主張」と題する声明を発表しました。
声明では、「世界中でアメリカファーストを唱えるトランプ大統領の懸念は、バングラデシュの100万人のイスラム教徒難民が弾圧を逃れ、米国の惜しみない支援を受けたサウジアラビアに率いられた軍隊が、何百万人ものイエメン人を虐殺や難民としている中でのことだ」として、今回の両者の発言に反論しています。
さらに、トランプ大統領の人種差別的政策が、白人と有色人種といった米国社会の中に大きな亀裂を生み出していると強調しています。
イランのアッシリア人コミュニティーはこの声明の中で、イランの宗教少数派を保護するというトランプ大統領の主張を取り上げ、「イラン憲法に則った一神教の信者の教えを実践する自由、宗教少数派専門の学校で母語及び宗教教育が施されていること、国会などイランのすべての機関で宗教少数派代表が存在すること、市民として平等な権利を保持することなど、これらは我々がイランのすべての市民と同等であり、米国大統領の主張に根拠がないことを示している」としました。
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