1月 08, 2020 03:08 Asia/Tokyo
  • ケルマーンでのソレイマーニー司令官の葬儀
    ケルマーンでのソレイマーニー司令官の葬儀

先日イラクでアメリカ軍の空爆により殉教した、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官の告別式および埋葬式が7日火曜、同司令官の出身地であるイラン南東部ケルマーン州にて実施されています。

最新のニュースです。(7日)

イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊ソレーマーニー司令官葬儀委員会の責任者サダフィーが、同司令官の埋葬式を群集事故発生のため延期することを明らかにしました。

サダフィー氏は、「群集事故の発生により、ソレイマーニー司令官及び、そのほかの殉教者の埋葬式の挙行の可能性は、現在のところない」と語っています。

サダフィー氏によれば、ソレイマーニー司令官の遺体の埋葬式の日程は追ってまた発表されるということです。

ケルマーンでのソレイマーニー司令官の葬儀

 

イランイスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官は7日火曜、イラン南東部ケルマーン州で執り行われたソレイマーニー司令官の葬儀・埋葬式において、「アメリカによる今回のテロ暗殺は、地域における世界的な覇権主義者の駐留を終結させる出発点となるだろう」と強調しました。

サラーミー総司令官は、「わが国は、当防衛隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官暗殺の実行犯を後悔の念に追い込む、断固たる厳しい報復を加える」と語りました。もっと読む

ケルマーン市でのソレイマーニー司令官の葬儀で、群集事故により数人が死亡しました。もっと読む

ケルマーン市でのソレイマーニー司令官の葬儀で、群集事故により数人が死亡しました

 

ソレイマーニー司令官の遺体は、イラクおよびイラン南西部の町アフワーズ、北東部マシュハド、テヘラン、テヘラン南方の聖地ゴムの各都市での葬儀を終えた後ケルマーンに運ばれ、7日未明に大群衆が迎える中、同地に到着しました。

同司令官は本人の遺言により、ケルマーン市内の殉教者用墓地に埋葬されることになっています。

ソレイマーニー司令官の葬儀は、同時に殉教した人々の葬儀とあわせて6日月曜にもテヘランで、およそ700万人の市民の参加のもと開催されました。

ソレイマーニー司令官および、彼に同行した殉教者らの葬儀は、テヘランで数百万人もの大群衆の参加のもとに開催された後、テヘラン南方の聖地ゴムでの葬儀のため同地に運ばれました。

ゴムでの葬儀には、100カ国からの神学生や若者らが自国の国旗を掲げて参加しました。

 

テヘランで開催されたソレイマーニー司令官らの葬儀は、6日月曜早朝からテヘラン大学のモスクで始まりました。

午前9時頃にはハーメネイー師が先導する葬儀礼拝が執り行なわれ、大勢の参列者がソレイマーニー氏らを悼みました。その後、ソレイマーニー氏らの棺を乗せた車両は、テヘラン大学を出て、テヘラン州の南に隣接するゴム州の聖地ゴムを目指しています。しかし、何百万にのぼる人々がソレイマーニー氏らの葬列に参加しようと主要道路を埋め尽くしていることから、夕方4時の時点で、テヘラン大学から6.8キロの距離にあるアーザーディー広場にもまだ到着していません。

ソレイマーニー司令官の葬儀、アーザーディー広場

もっと読む

イラン政府関係者と国民の合言葉は「厳しい報復」

現在、聖地ゴムの人々は、ソレイマーニー司令官と、同司令官と一緒に殉教した人々の犠牲者らの棺の到着を待ち続けています。

現在、聖地ゴムの人々は、ソレイマーニー司令官と、同司令官と一緒に殉教した人々の犠牲者らの棺の到着を待ち続けています。

テヘランでの葬儀には数百万人の市民に加え、体制責任者やイラン駐在の各国大使、外国の代表らも参列しました。

この葬儀への参列した人々は、「アメリカに死を」、「シオニスト政権イスラエルに死を」、「妥協もノー、降伏もノー、アメリカとの戦いを」などのスローガンを叫び、ソレイマーニー司令官やその同行者の暗殺テロという犯罪行為への報復を求めました。

イラン軍のムーサヴィー総司令官は葬儀において、「近く、このテロの実行犯が懲罰を受けることになるだろう」と語りました。

また、イランのハータミー国防軍需相もソレイマーニー司令官の進んできた道を歩み続けると強調し、「イランは、ソレイマーニー司令官の暗殺の実行犯に対し、手厳しい報復を行う」と述べました。

さらに、イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記も、この大々的な葬儀の中で「イランは、アメリカに対する行動の中で激しい報復を示すだろう」としています。

そして、イランイスラム革命防衛隊のファダヴィー総司令官代理もこの儀式に参加し、「米国の心理戦は、抵抗軍の司令官らの暗殺に対するイランの報復には全く影響しない」と語りました。

また、革命防衛隊対空防衛部隊のハージーザーデ司令官も、「ソレイマーニー司令官の殉教により、米国とシオニストに対する抵抗の枢軸の新たな行動が開始された。この大いなる波が今スタートした」と述べました。

ハージーザーデ司令官

 

さらに、ヴェラーヤティ・イランイスラム革命最高指導者顧問もこの葬儀で、「近く、ソレイマーニー司令官やその他抵抗軍の殉教者の報復がなされるだろう」としました。

ほかにも、イランのジャハーンギーリー第1副大統領が、「イラン国民の要求は、この犯罪の実行犯に対する報復だ。イラン政府はこの道にそって歩み続ける」と語っています。

また、イランのアラヴィー情報相も、「イラク国民が、同国でのソレイマーニー司令官の葬儀に大々的に参加したこと、またイラク議会で米軍撤退案が可決されたこと、そして米国の今回の犯罪を非難する地域の諸国民の叫びは、実行犯への報復を必要としている」と述べました。

最後に、イラン原子力庁のサーレヒー長官も、「抵抗軍の殉教者の血が無駄になることはない」と強調し、「ソレイマーニー司令官は、覇権主義者との戦いの復活を口にしていた」と語りました。

(イラン最高指導者の選出義務を担う)専門家会議は、声明の中で「これはイスラム共同体に対する宣戦布告に等しい。イスラムの教えに照らせば、イスラム圏における無神論者の駐留及び彼らによる軍事基地の設置は禁止されている。それと戦わねばならない」としました。

また、「イランは決して戦端を開くことはないが、イスラム共同体の利益を脅かす侵略者に対しては、有無を言わせず戦い、彼らに手痛い打撃を与えるだろう」と表明しています。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、今月3日にイラクで殉教したソレイマーニー司令官らの棺の前で礼拝を捧げました。

 

6日月曜にテヘランで催行された同国イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官およびその同行の殉教者らの葬儀には、数百万人のイラン市民が参加しました。

 

ソレイマーニー司令官の娘、ゼイナブ・ソレイマーニー氏は、「米国とシオニスト政権イスラエルは肝に銘じるべきだ。わが父の殉教によって抵抗の前線で人間の本質がさらに覚醒したことを。あなた方の日々は暗澹たるものとなり、その住処は崩落するであろう」と語りました。

 

ハニヤ局長

また、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのハニヤ政治局長は、「パレスチナの地での抵抗運動は、イスラエルの陰謀との対決、そして米トランプ大統領の計画との対峙を続ける。そして、占領軍をパレスチナから駆逐するだろう」と述べました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://www.youtube.com

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http:// https://soundcloud.com/user-614960283 

タグ