世界のメディアが見たイラン革命勝利記念大行進 フランス通信「イラン人の大行進は米国に対する団結の顕示」
11日火曜、イラン全国で一斉に数百万人の国民が参加して、イスラム革命勝利41周年を祝う大行進が開催されました。
テヘラン市内でのこの大行進の模様は、300人あまりの外国の報道陣により報道されました。
1979年2月11日のイラン・イスラム革命の勝利は、20世紀における世界最大規模の出来事の1つとされています。イランでは毎年、同国独自の暦でバフマン月22日(今年は2月11日)に、イラン及び世界の多くの国において、イスラム革命を支持する人たちがこの記念日に祝賀イベントを開催します。
フランス通信は、イラン国民によるこの日の大行進を取り上げ、大群衆による行進は米国に対する団結の顕示だと報じました。
また、「11日火曜、対米緊張が最高潮に達している最中に、イラン市民の大群衆が団結をアピールすると同時に、イスラム革命勝利41周年を記念して集結した」と伝えました。
フランス通信はさらに、この大行進への参加者らが掲げた「アメリカに死を」、「我々は最後まで抵抗した」などの手書きのスローガンにも触れました。
そして、米国によるイラン革命防衛隊の故ソレイマーニー司令官の暗殺や、このテロ行為に対するイランのミサイル報復を含めた、過去1年間のイランの出来事、今月21日に予定されているイランでの選挙にも言及しています。
フランス24チャンネル、ロイター通信、AP通信、米紙ワシントンポスト、その他数十の西側メディアも、イスラム革命勝利記念日の大行進に数百万人のイラン市民が参加したことについて紙面を割いています。
こうした中、ロシアのニュース局・ロシアトゥデイは、「激しい積雪も、イラン国民にイスラム革命勝利記念のセレモニーを儀式を断念させる事はできなかった。イラン全国で大群衆が街頭に繰り出し、41回目となる革命勝利記念日を祝った」と報じました。
また、「一部地域では、激しい積雪や酷寒にもかかわらず、多数の市民が傘を差して行進に参加した」と伝えました。
さらに、エジプトの新聞アルヤウモッサービアも、テヘランをはじめとするイランの各都市で大群衆による行進が行なわれた模様を報じ、「イランの各テレビ局は、北東部マシュハドや南西部アフワーズ、南東部ケルマーンなどのイラン各都市で、反米・反イスラエルのスローガンが書かれたプラカードを掲げた人々の大行進の一風景を報じた」と記しました。同紙はまた、テヘランの大行進でミサイル・ラアド500が公開されたことにもスポットを当てています。
ベネズエラのテレビ局・テレスールのインターネットサイトも、イスラム革命勝利記念日を祝う数百万人規模のイラン人による行進、そしてイラン国民の後方支援に触れ、「まさにこれゆえに、イランは圧力行使や同国の孤立化を狙う作戦に遭遇しながら依然として地域や世界で重要な役割を演じている」と論評しています。
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