イランが新型コロナ臨床研究数で世界第3位に
May 11, 2020 21:28 Asia/Tokyo
WHO世界保健機関の最新の統計で、イランが新型コロナウイルス治療薬の効果を調査する臨床研究の登録数において、中国とアメリカに続き世界第3位となりました。
イルナー通信の11日月曜の報道によりますと、WHOの発表したデータでは、現在病院や医療施設が行っている、様々な治療薬が新型コロナウイルスに与える影響を調査する臨床研究の上位4カ国の登録件数は順に、中国(154件)、米国(109件)、イラン(63件)、スペイン(58件)となっています。
様々な治療と併せて行われている臨床試験では、ヨーロッパでの実施件数が、スペインに続き、フランス、イギリス、ドイツ、デンマーク、イタリアの順に多くなっています。
新型コロナウイルスが世界中で日々感染者を増やす中、血漿治療のような新しい治療法の発見、ワクチン・医薬品の開発は、臨床試験や臨床研究の段階に進んでいますが、研究者らはいまだに決定的な治療効果のある薬を開発するに至っていません。
IFPMA国際製薬団体連合会は、新型コロナウイルス感染が世界に拡大して以降、世界中で130件以上の複合薬が研究計画の枠組みで調査中と公表しています。
世界ではこれまでにおよそ420万人が新型コロナウイルスに感染し、このうち28万4000人以上が死亡、少なくとも150万人が回復と報告されています。
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