イラン大統領、「聖地は決して忘却されず、占領されたままではいない」
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ローハーニー大統領
イランのローハーニー大統領が、パレスチナ人との連帯を示す「世界ゴッツの日」を前に、「聖地ベイトルモガッダス・エルサレムは決して忘れ去られることはなく、圧制者に占領されたままではいない」と強調しました。
ローハーニー大統領は20日水曜、閣僚会議において、「今年もあらゆる手を尽くし、抑圧されたパレスチナ国民の声が国際社会に届けられるだろう」とし、「イラン国民は決して、パレスチナ国民に対する圧制や侵略を容認しない。パレスチナ国民の最終的な勝利は、彼らの確固たる意志や抵抗により、近い将来実現されるだろう」と述べました。
また、「圧制者に対する抵抗や被抑圧者への支援は、イランイスラム共和制の基本的な柱の1つだ」とし、「米国を筆頭にした世界的な覇権主義勢力は、常に圧制者やシオニスト、アパルトヘイトなどの人種差別を支援し、抑圧された人々への対抗を試みてきた。だが、最後は真理が虚偽に打ち勝つだろう」としました。
さらに、「米政府関係者は、今や最悪の経済状況に直面している」とし、「近年イランへの陰謀を企んできた人々は、今や世界最大の頭痛の種を抱えた政体となっている。新型コロナウイルスとの闘いでその無能ぶりを露呈した」と指摘しました。
そして、イラクとアフガニスタンで、国内の安定を目指す政治合意が成立したことを歓迎し、「イランは、アフガン国民の運命に特に注意を払ってきた。現在も同胞として彼らに寄り添っている」と述べました。
最後に、ローハーニー大統領は「シーア派とスンニー派、クルド人とアラブ人の各集団による合意、そして新政権の発足は、最近苦境にあるイラクの経済繁栄と安定に向けて、またとない足がかりとなるだろう」と期待感を表明しました。
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