イラン情報省、5つのスパイ集団を逮捕
イラン情報省諜報対策部副部長が、外国の諜報機関とつながりを持つ5つのスパイ集団を逮捕したことを発表しました。
イルナー通信によりますと、イラン情報省対諜報部副部長は11日火曜、「外国の諜報員は、複雑かつ多様な諜報方法を駆使し、インフラ、プロジェクトを標的にした破壊行為、抑圧的制裁の強化、最新知識や技術へのアクセス妨害、さらに親イラン諸国との関係に亀裂を生み出すことを狙い、特に核、政治、経済、軍事、インフラの各種プロジェクトへのスパイ工作を試みていた」と発表しました。
さらに、「CIA米中央情報局、シオニスト政権イスラエル諜報特務庁モサドおよび一部ヨーロッパ諸国の卑劣な活動は、イラン治安部隊の知性とすぐれた諜報官により失敗した」と述べました。
そして、イランに対する公然の、あるいは隠れた敵に警告し、「敵のあらゆる陰謀に、断固として対決する」と強調しました。
一方で、イラン司法府のエスマーイーリー報道官は11日火曜、記者会見において、「イラン・オーストリア友好協会の事務局長を務めていたイラン国籍のマスウード・モサーヘブ被告に対し、イランの核・ミサイル、ナノ技術、医療など様々な分野の情報をシオニスト政権イスラエルやドイツに提供していた被疑事実により、10年の禁固刑が言い渡された。刑は現在執行されている」と発表しました。
また、イギリスのためにスパイ活動を行っていたイラン国籍のシャフラーム・シールハーニー被告にも同じく禁固10年の判決が下され、現在執行中である、と語りました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj