イラン大統領、「今や国際社会が米の過剰な要求や専横振りにノーを突きつける時」
イランのローハーニー大統領が、「米国は我々に、協議と戦争のどちらも強要できない」とし、「今こそ、国際社会がアメリカの過剰な要求や専横振りに"ノー”を突きつける時だ」と強調しました。
ローハーニー大統領はイラン時間の22日火曜夜、第75回国連総会で公開されたビデオ演説に登場し、「覇権主義やヘゲモニーの時代が終焉を迎えている」とし、「アメリカが国連安保理や同決議2231を違法な手段として利用したことに対し、安保理は2度に渡って断固拒否した。このことは、イランにとっての勝利というだけでなく、西側支配が終焉を迎えた後の世界、その国際体制の過渡期における1つの勝利であった。ヘゲモニーを主張する政権は、自らが生み出した孤立状態に陥るだろう」と述べました。
また、「制裁下での生活は確かに厳しい。だが、それよりもさらに厳しいのは独立性を持たない生活だ」とし、「イランは西アジア最古の民主主義国として、自らの民主主義を成熟させている」と強調しました。
さらに、「一部の国は人権を声高に唱えながら、最大限の圧力で全イラン国民の生存権や健康、暮らしにその矛先を向けている」とし、「そのような国やその手先らは、パレスチナ、アフガニスタン、イエメン、シリア、イラク、レバノン、リビア、スーダン、ソマリアでのすべての戦争、占領、侵略において直接戦火を起こしておきながら、地域諸国民の意思に反した自らの決定的な敗北の責任をイランに押し付けている」と語りました。
そして、イランの輝かしい成果の一端を平和と安定の軸として挙げ、占領と過激主義と戦い、対話の先駆けとなっているとした上で、「ある者はイラクの元独裁者サッダームと戦うため、この地域にやって来たと主張した。だが、彼ら自身がサッダームというモンスターをイランに対する戦争で強大化させた。そして今、彼らは自分たちこそ作り出したテロリズムとISISとの戦いを標榜し、この犯罪のために地域の諸国民に対し債権者のように振舞っている」と指摘しました。
ローハーニ大統領は最後に、西アジア地域に数千億ドルの武器が売却され、この地域を火薬庫へと転換させたことに言及し、「アメリカは、イランが核兵器製造を目指していると嘘をつき非難している。だが、人類の歴史の中で核兵器を使用した罪で記録されているのは米国という名前だけである。その一方で、西アジア地域で核兵器を持つ唯一の体制(イスラエルを指す)は、彼らの人形芝居に出演する役者だ」と結びました。
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