イラン大統領、「国民は、経済・政治・心理戦争によく抵抗」
12月 03, 2020 20:57 Asia/Tokyo
ローハーニー・イラン大統領が、同国に対するアメリカの全面的な経済戦争に触れ、「イラン国民は、敵がしかけてきた経済・政治・心理面での戦争によく抵抗した」と語りました。
ローハーニー大統領は3日木曜、イランの3つの州での電力供給関連の25のプロジェクトの開始式典において、「アメリカはもとより世界の誰も、イラン国民がこれほど難儀な状況下において、しかも経済・心理・政治面での史上最も厳しい戦争によく抵抗できるとは予想していなかった」と述べています。
また、「制裁の影響で、国民は苦境に置かれたが、そのような中でも断水や停電、ガスの停止、ガソリンや小麦の不足の事態には陥らなかった。また、まさにこの日々において、医療、鉄道、そのほかの多くの部門において大きな変革が起こった」としました。
さらに、「今や、世界で最も進んでいるはずの西側諸国が、新型コロナウイルスによる受難のさなかにある」とし、「厳しい制裁にもかかわらず、我々は新型コロナウイルス対策においても成功裏に機能した」と語っています。
最後に、毎月35の村落が新たに全国的な電力網に接続されているとし、「国家の(国内で)消費の少ない人口の30%が、電気料金の支払いを免除されており、また近くガスや水道に関してもこれと似た計画が実施される」と述べました。
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