イラン外務省報道官、「シリア外相への制裁は、平和への道の妨害」
1月 17, 2021 20:20 Asia/Tokyo
イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、「シリア外相に対する制裁は、平和に至る道の妨害に他ならない」としました。
シリアのファイサル・ミクダード外相は、シリアの困難な状況を理由に、EUの個人・法人制裁リストに加えられました。
ハティーブザーデ報道官は16日土曜、EUによるこのミクダード外相への制裁を、シリア危機を増大させ、その政治的な解決プロセスをより複雑化させる結果を招く、合理的でない非建設的なものだとしました。
続けて、「このような望ましくない措置は、事態をさらに分岐させ、結果的にEUとシリア政府の間の不信感を増加させるだけに終わるだろう。シリア危機が政治的解決を必要としている状況の中で、同国の外交責任者である外相に制裁を課すことは、平和に至る道の妨害を意味する以外の何物でもない」と指摘しました。
またEUに対し、シリアの国家主権や領土保全を無視した同国領土へのシオニスト政権イスラエルの攻撃や侵略について、EUがこれを非難して、シリア国民に対する米国の不公正な制裁に真剣に反対することが期待されているため、この措置について再考するよう求めました。
そして、このような決定の採択は愚かな行為だと評しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio