最高指導者、アジアとの協力拡大を強調
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ハーメネイー師が、韓国の大統領と会談
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、韓国の大統領との会談で、アジア諸国との協力の拡大に対するイランの肯定的な見方を強調しました。
ハーメネイー師は、3日土曜、テヘランで、パククネ大統領と会談し、「イランと韓国の関係は継続的なもので、アメリカの制裁や利己主義の影響を受けずにいるべきだ」と強調しました。
さらに、「イランと韓国の間の合意と契約は、外国の影響と制裁がマイナスの影響を及ぼさない形で締結されるべきだ。なぜなら、イランや韓国といった国々の関係はアメリカの意志や影響下に置かれるべきはないからだ」としました。
また、「イランと韓国の間には利益のある協力を形作る可能性が存在するが、協力における我々の優先事項は、貿易や取引の問題だけでなく、公共の経済やインフラにおいてイランが必要とする契約が締結されることだ」と語りました。
ハーメネイー師はさらに、「我々は外交政策において、文化・歴史的な共通性を有しているアジアを重視する傾向にあり、これにより、アジアの発展した国である韓国をはじめとするこれらの国との合意や協力の可能性が高いと考えている」としました。
最高指導者は、地域や世界に存在する安全保障という重要な問題について触れ、「もしテロや情勢不安の危険性に正しく対処しなければ、将来、その結果は困難なものとなり、どの国もこうした危険を免れることはないだろう」としました。
また、アメリカによるよいテロと悪いテロの分類について、「アメリカはテロとの戦いを謳っているが、実際は誠実に行動していない。こうした中、テロはどんな形であれ、各国の国民や安全保障にとって危険なものだ。なぜなら、安全保障なくして、良好な進展は生じないからだ」と述べました。
イランのローハーニー大統領も出席したこの会談で、パク大統領も、テヘラン訪問を、両国の関係を拡大し、相互の信頼を増すための貴重な機会だとしました。
また、イランを優秀な人材や特別な地理的状況を有する国だとし、「韓国は将来、様々な分野、特に経済分野での両国の関係が拡大することを期待している」としました。